転職成功事例

特許事務所や知的財産部への転職を成功させた体験談。プロの人材コンサルタントからのアドバイズも付いてます。

特許業界転職成功事例
企業知財部から特許事務所への転職
〜自らの専門性向上を目指す〜

転職者 Bさん(33歳)
転職先 C国際特許事務所
前職  通信関連企業知財部員


【1】特許事務所への転職を決意した理由
 私は大学で物性物理を専攻し、卒業後大手通信関連企業に入社しました。新人研修終了後開発部門に配属され、通信ネットワーク関連の開発に約6年従事しました。その間知財に興味を持つようになり、知財部門への異動願いも受け入れられ晴れて知財部門に異動することができました。
 知財部門での仕事は、やりがいのあるものでしたが(約3年在籍)、50名以上の部員がいる大所帯なので、仕事は次第にマネジメント中心にならざるを得ませんでした。従って自らが知財分野の専門性を高めていくということについて、それほど期待できないと判断せざるをえませんでした。
 自らのキャリアプランで最も重視したのは、専門性で勝負する仕事でした。それには特許明細書の作成が本命であると感じ、そのために特許事務所への転職を決意した次第です。

【2】「転職サポートサービス」に登録したきっかけ
 弁理士試験会場で受け取ったパンフレットの中に、「知財キャリア」のチラシが入っていました。どのようなものかホームページで確認したところ、特許事務所の合同求人説明会の開催が告知されていたので、転職活動の第一歩に好都合と考えて参加しました。合同求人説明会で複数の特許事務所から求人の内容を聞き、特許事務所への転職活動を本格的に進めて大丈夫そうだという感触をつかみました。
 私は神奈川県に住んでおり、できれば神奈川県の特許事務所に転職したいと思っていました。このような私固有の希望を叶えるには、専門の人材コンサルタントのサポートを受けたほうが良いと考え「転職サポートサービス」に登録いたしました。

【3】現在の特許事務所の職場環境
 現在の特許事務所では、パーテションで仕切られた独立したブースで、一所懸命に特許明細書を作成する毎日を過ごしています。作成した特許明細書については、指導担当の弁理士や所長から、かなり細かい部分まで指導を受けています。そのたびに、特許明細書の作成は奥の深い仕事だと実感します。企業にいたころと比べると、このような個人ベースの仕事となったのは大きな変化です。特許明細書作成の仕事に集中できるのは、私には非常にうれしいことです。
 以前の企業にいた時は、毎朝メールをチェックすると社内の他部門や外部の特許事務所などから、多数のメールが届いていました。中には緊急の対応を要する依頼事項などもあり、本来、早く処理したい仕事になかなか取りかかれないという悩ましい状況でした。現在の特許事務所では、他の業務の影響で仕事の優先順位を変更しなければならないことはほとんどありません。その点で、特許事務所の個人ベースの仕事は私にとってはやりやすいですね。

【4】企業での経験は活かせるか?
 前職では、私は企業側の立場で、特許事務所に仕事を依頼していました。この時の経験は、現在の特許事務所の仕事にも非常に役立っています。具体的には、企業にいる方の立場や気持ち、さらには特許事務所のアウトプットをチェックするポイントが理解できることです。それらが理解できるから、自己流を押し通すことも自制できます。また転職に際しても全く未知の世界に来たという印象はなく、比較的スムーズに特許事務所の実務に入り込めたと思います。
 過去に経験した技術について触れると、前職では、通信ネットワーク技術について、それなりに知識の習得ができたと自負していました。その蓄積が特許事務所でも活かせることを期待していたのですが、私の意に反して、経験した技術分野の仕事はごく一部です。仕事の大半は、私の経験していない技術分野のものです。知らない技術に遭遇するたびに、書籍等で調べることが必要になります。しかし、決して苦痛ではありません。まだ余裕はありませんが、これを『新たな技術に出会う喜び』と言うのでしょうね。

【5】「転職サポートサービス」を利用してよかった点
 現在では多くの特許事務所がホームページを開設しており、インターネット上でも多くの特許事務所の求人広告を見かけます。ただ、どこの特許事務所のホームページも良いことばかりが書いてあるので、正直なところ、どの事務所にするかなかなか決められませんでした。
 個人的に、神奈川県内であって、信頼できる所長のいる特許事務所を希望していました。今回ご紹介いただいた現在の特許事務所は、入所した今なので断言できますが、まさに私の希望に沿う特許事務所です。前職の関係で、特許事務所を何度も訪問することができない私にとって、一度で意中の事務所に出会うことができ本当にありがたかったです。
 所長については、人材コンサルタントの方から「人望の厚い温厚な方」と聞いていました。面接で所長とお会いした時、その通りの方でしたので不思議なくらい緊張しなかったですね。

ここがポイント!人材コンサルタントから一言

 特許実務未経験者の方から、企業知財部と特許事務所のどちらを選んだら良いかというご相談を受けることが少なくありません。企業知財部を経験した後に特許事務所で研鑽を積んでいるBさんの体験は、非常に参考となるでしょう。しかしどちらにもメリット・デメリットはあり、最も重要なことはご自身の価値観をしっかり持つことだということはここでお伝えしたいと思います。
 10年後に果たしてBさんがどのようなお考えを持っているかは誰もわからないことですが、現時点でBさんのお話を聞く限り、特許事務所に移って特許明細書の作成に集中していることは良い選択であったと言えるでしょう。
 余談ですが、Bさんは特許事務所の転職に際しては奥さんやご両親にも事前にきちんと説明し、周囲の理解を得ていたとのことです。ご両親は、特許事務所がどのような仕事をするのか、当初はご存じなかったようですが・・・。著名企業にお勤めの方が特許事務所に転職するとき、身内の方に反対を受けたという話は何度も聞いています。転職を周囲の人の理解してもらう努力も、転職活動において重要なことがおわかりいただけるでしょう。





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