転職相談事例

これまで、特許業界への転職でお悩みの多くの方々からご相談をお受けしました。その内容を整理し、代表的なものをQ&A形式でまとめましたのでご利用ください。

特許業界転職相談事例
40歳代の方からの相談

【相談】営業経験が長い40歳代半ばの者です。大学は文系学部を卒業なので、全く技術とは無関係の生活を送ってきました。特許の仕事をすることに、今後の人生をかけています。弁理士試験に合格したとして、特許事務所で特許の仕事をすることは可能でしょうか。

【回答】特許事務所での特許の仕事は、弁理士試験合格だけではなく、発明の技術に関する理解力を必要とします。相談者様の場合、この技術に関する理解は残念ながら現時点ではできないと言わざるをえません。仮に弁理士試験に合格したとしても、年齢的なことを考えると、特許事務所への再就職は難しいでしょう。また仮に特許事務所に入所できたとしても、特許明細書作成の仕事ができるようになるまでには、弁理士試験に合格すること以上の長い道のりを要します。具体例としては、弁理士試験合格後に理系大学(多くは夜間部で2年間)で、技術の勉強をするということです。

特許事務所には、特許以外に意匠や商標の仕事もあります。特許をあきらめ、弁理士試験合格後にこれらの仕事につくという選択肢も次に考えられます。ただし、弁理士試験合格者が急増していることを考えると、年齢的に厳しいことは同様の状況です。

 このような状況の中で、相談者様にお考えいただきたいのは次の2つです。

ひとつはその思い入れの強さです。石にくらいついても、待遇は一切気にせず、何が何でも特許業界で骨を埋めていこうという思いがあるかないかです。次は経済的な問題です。経済的には心配要らないのか、あるいは住宅ローンやお子様の教育費で少しでも収入が減少することは許されない状況にあるか、どちらに近いかということです。

 特許業界に対しての思い入れが強く、経済的にも余裕があるならば、高い目標にでもチャレンジする価値はあると思います。特許に対する思い入れがほどほどであったり、また経済的に余裕がないような場合には、このチャレンジはあまりお薦めできません。

今度は少し違う視点から、今後のキャリアを考えてみましょう。相談者様の年代の方の場合、転職によって業界を変える場合でも、自分の自信のある職務能力を活用できる仕事に移る場合には、成功の確率は高まります。相談者様が自分のこれまでの職務を棚卸し、営業力が売りになると確信できるならば、別のアプローチが可能です。特許事務所ではあまり営業力は必要とされませんが、特許を扱うビジネスを展開している伸び盛りの企業(当サイトの「知財リンク」も参考になると思います)では、営業力を持った人材を求めている企業があるはずです。その場合、公開されている求人情報に応募するだけでは、不十分です。その企業に必要な営業モデルを自ら立案し、その推進役として自分を採用して欲しいという提案をするくらいのところまでしなければなりません。簡単な道のりではありませんが、チャンスは自ら勝ち取っていくしかないのです。この場合、弁理士資格は必須条件にはならないでしょう。

要は、特許事務所に限定せず、特許業界をもっと幅広くとらえてチャレンジしてみては、ということです。

ここがポイント!人材コンサルタントから一言





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