転職最新事情

プロの人材コンサルタントが、知財業界の転職最新事情をレポートします。

特許業界転職最新事情
【連載】特許事務所訪問記(2013・9・2) 『ワークライフバランス』

 先週訪問した大手特許事務所の総務部長は、所員の労務環境に非常に配慮する方です。業務上の成果が売上に直結するという特許事務所の特質上、ハードワークを厭わず成果を上げる弁理士を評価する特許事務所が多いのは当然と言えます。その総務部長は、ハードワークを厭わない弁理士を評価することはもちろんですが、限られた時間に最大限のアウトプットを出そうとする方の価値観も同時に認めようとする方です(もちろんその中で所定の成果を上げることは当然です)。結婚生活や子育て、趣味などに時間を充てることによって、充実した人生を送ることができれば、それ以上のものはないというお考えです。最近よく言われる「ワークライフバランス」という考えですね。 
 総務部長のお話では、「事務所経営の観点からは、仕事一辺倒という単一の価値観のほうが短期的には組織運営はやりやすい」そうで、時にはそのような「誘惑」が脳裏をよぎることもあるそうです。私がこれまで経験した会社3社のことを考えても、いずれも強烈な個性の創業者の会社だったということがありますが、単一の価値観つまり会社の理念と業績のためにハードに働くという価値観しか認められませんでした。いずれの会社も一時期は「時代の寵児」と騒がれるくらいでしたが良い時代は長くは続かず、うち1社はすでにこの世に存在すらしていません。
 そのような「誘惑」を振り切って所員の価値観を尊重していけば、長い目で見ると結局良い人材が定着して特許事務所の業績も伸びるという好循環につながるということなのでしょう。

ここがポイント!人材コンサルタントから一言





<まだ疑問が残る方へ>
皆様の疑問・質問に対して、
特許業界に精通した人材コンサルタントがメールでお答えします。


今から相談する