転職相談事例

これまで、特許業界への転職でお悩みの多くの方々からご相談をお受けしました。その内容を整理し、代表的なものをQ&A形式でまとめましたのでご利用ください。

Q&A

転職相談事例

『特許事務所に入所するタイミング』

現在企業で研究開発に従事しながら、弁理士試験の学習をしている30歳代前半の者です。弁理士試験合格前から特許事務所に入所した方が良いかどうか、迷っています。

回答

メーカーなど、企業の第一線で責任ある職務を担当しながら弁理士の学習をしている方がどのタイミングで特許事務所に転職すべきかについては、よく相談を受けてきました。1990年代の後半から約10年間、このようはキャリアチェンジに成功した方が、現在特許事務所の第一線の弁理士として活躍されています。ただ2008年秋のリーマンショックの影響は、特許事務所にも及んでいます。そのため、特許事務所からの未経験者に対する求人数が激減してしまいました。従って、かなりのリスクを伴うキャリアチェンジとなってしまったのです。それでも特許事務所を目指す覚悟がある方は、まず以下の4点の検証を行ってください。

(1)まずは弁理士試験の受験勉強の進み具合です。弁理士試験を始めたばかりでまだ右のものとも左のものともわからない段階では、特許事務所への入所は考えるべきではありません。特許事務所でも、初学者を採用するところはあまりありません。まずは現在の仕事を続けながら、1次試験突破に全力を注いでください。特許事務所に入所するかどうかを考えるのは、その次の段階ということになります。

(2)弁理士への思いの強さについてです。ご相談者様はどのようなことから、弁理士を目指すようになったのでしょうか。弁理士になりたいという思いはどれくらい強く、そして弁理士になるためにはどれくらいのものを犠牲にできるのでしょうか。これらについて自問自答し、明確にしてください。

(3)現在の仕事、そして会社についてです。現在の仕事については、満足しているでしょうか。そして現在の会社を退職して、未練は残らないでしょうか。特に大企業に勤務されていれば、社宅や保養所などの恩恵に預かっているはずです。これらのものを退職によって失う覚悟はできていますか。

(4)ご家族についてです。独身であればすべてお一人で意思決定できますが、奥様がいらっしゃればそうはいきません。さらにお子様がいらっしゃれば、教育費など経済的なことまで含めて考えなければなりません。

弁理士試験勉強中に特許事務所に入所すべきか否かは、これら4つを総合的に検討して、最終的にはご相談者様ご自身の責任で決めていただくことになります。弁理士試験勉強中には転職しても良い例の典型としては、弁理士試験の学習が進んでいて特許に対する思い入れが強く、経済的なものも含め失うものがあっても怖くないような方です。





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