転職相談事例

これまで、特許業界への転職でお悩みの多くの方々からご相談をお受けしました。その内容を整理し、代表的なものをQ&A形式でまとめましたのでご利用ください。

Q&A

転職相談事例

【実務者向け】 『結婚退職した女性からの相談』

新卒で入社したメーカーで知的財産部に配属となり、知的財産部で5年間仕事を続けました。結婚を機に退職して専業主婦となり、1年半たちます。まだ子供が欲しいとは思わないので、何か仕事を始めようと思います。仕事をするならば、かつて充実感を持って取り組んだ知財関連の仕事に就きたいと考えています。ちょうど通勤が便利な地域に特許事務所が多いので、特許事務所の特許事務職として応募しようと考えているのですが、1年半のブランクがある主婦でも採用される可能性はありますか。

回答

相談者様のように、結婚退職してから再び仕事に就きたいという女性が最近は増えてきました。相談者様は知的財産に関する5年間の職務経験をお持ちとのこと、これは再就職には極めて有利ですね。また、1年半のブランクにより再度知的財産の仕事に就きたいとモチベーションが高まっていることも、就職活動には有利でしょう。恐らく相談者様ならば、自信を持って面接に挑むことができると思います。

相談者様が留意すべきこととしては、3点あります。1点目は、企業知財部で経験した職務内容です。企業知財部の職務は開発部門との調整や社内での諸活動、特許事務所に対する発注管理など多岐にわたります。これに対し、特許事務所の特許事務職は特許庁への出願申請や海外とのレターのやりとりなどに、特化しています。企業知財部で幅広い職務に取り組んだことで、逆に特許事務職の職務を掘り下げてこなかった可能性があります。この点は現時点で、懸念される事項です。

相談者様は、これまでの職務経験を詳細に書き出してみてください。そして、自らが担当となって特許庁へ出願申請や海外とのレターにやりとりを、全業務の何%くらい行ったかをきちんと把握し、職務経歴書にそのことを記載すると良いでしょう。応募を受ける特許事務所の側では、企業知財部の経験が長いだけでは、納得しません。特許庁への出願申請や英文レターの業務の即戦力であることを応募書類で表現しない限り、書類選考は突破できないくらいにお考えいただいたほうが良いでしょう。

留意すべき事項の2点目は、1年半のブランクです。相談者様の年代の求人の場合、モチベーションが高まっていれば知財分野では2年程度のブランクは何とか許容されると思います。ただし、その間に法改正が行われている可能性はありますので、最新の情報をそれこそ一からこまめに調べる姿勢は求められます。この点は、十分ご認識ください。

留意すべき事項の3点目は、相談者様が主婦であるということについてです。事務職での採用面では、主婦であることで特に不利になるということは考えにくいと思います。ただし、特許事務所においては、企業ほどは子育て支援が十分ではないと思いますので、その点は予めご了承ください。また、採用担当者によっては面接の時に、相談者様の今後の子育てなどのプランなどを聞いてくる場合があるかもしれません。その際においても、さらっと答えができるように準備をしておくと良いでしょう。





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