転職体験談

知財転職を成功させた経験者による体験談。プロの人材コンサルタントによるアドバイスもついています。

転職成功事例若手弁理士の転職
〜大手特許事務所から他の特許事務所へ〜
転職者:Dさん(32歳)
転職先:F国際特許事務所
転職時期:2009年12月
前職:大手特許事務所特許担当

1、転職を余儀なくされた理由
私は2008年11月に弁理士試験に最終合格し、合格者対象の就職相談会で巡り合った大手特許事務所に2009年1月に入所しました。特許事務所では、特許担当弁理士として念願の特許明細書作成の仕事に従事しましたが、私が担当している大手メーカーから受任件数が激減し、私が処理する件数が毎月1、2件という時期が続きました。また、そのメーカーの減少を補えるような他の仕事も事務所側で確保できませんでした。私は特許明細書を書きまくって早く一人前になろうと考えていたのですが、思うように進まない悶々とした状況と続きました。そのような状況が長く続くことは私と事務所の双方にとって良いことではないので、同年の9月末をもって思い切って退職することとしました。

2、「転職サポートサービス」に登録した経緯
 退職した時は悶々とした状況を打ち切ることで精いっぱいで、次の転職先はまったく決めていませんでした。どちらかというと、思い通りでなかった特許事務所よりは企業知財部や大学の知財本部での可能性を追求してみよう、と漠然と考えていたのです。私は特許事務所に入所する前に大学院で研究経験はありますが、企業での職務経験はありません。そのような経験で企業知財部や大学の知財本部への転職に可能性があるかどうか、「知財キャリア」の「転職メール相談」を使って相談してみました。
 「転職メール相談」の回答は、私の経歴では弁理士であっても企業知財部や大学の知財本部への転職は難しいというものでした。以前の特許事務所での数か月間は確かに期待したほどのものではありませんでしたが、経営状態の良い特許事務所であればもう少し期待できるであろうということも付け加えていただきました。その回答を私なりに検討し、再度特許事務所への入所を果たすべく「転職サポートサービス」に登録した次第です。

3、転職活動を振り返って
 大手特許事務所の中でも業績が安定している事務所から弁理士の求人依頼があるとコンサルタントからお聞きしたので、3つの事務所で面接及び筆記試験の場を設定していただきました。私自身として手ごたえは感じたのですが、3回連続して面接(又は試験)落ちとなり正直こたえました。実務経験が1年未満では一人前にははるかに遠く、現時点での自分自身は力不足であるという現実を受け入れざるを得ませんでした。
 その後しばらくして、はコンサルタントの方から新たな求人情報をいただきました。ご紹介いただいた事務所は当所考えていなかった規模の特許事務所でしたが、特許庁の電子図書館でその事務所が出願した公報を調べてみるとなかなか高いレベルの明細書でした。このような質の高い仕事をする事務所で働くことは自分自身のレベルアップにつながると判断し、早速面接を受けさせていただくことにしました。
 面接でお会いした所長とは相性の良さを感じ、それまでの面接以上の手ごたえがありました。所長も私のこれまでの成果以上に将来性を評価してくださったようで、面接の翌日に内定をいただきました。

4、現在の職場について
 現在勤務している特許事務所は、私を含めて弁理士が3名の小規模事務所です。
 小規模ではありますが、規模の割には比較的顧客数が多く、同時に質の高い仕事の結果として高い評価をいただいています。このご時世においても、経営的にも安定している特許事務所と言って良いでしょう。
 現在のところ、まだ私は所長の最終チェックを受けてから顧客へ明細書を提出することを課せられています。まだまだ所長との力量の差を実感する毎日ですが、進歩を感じるケースが徐々に増えてきました。充実感は、以前いた特許事務所とは比較にならないくらいです。現在の事務所に移れて、本当に良かったと思います。

5、「転職メール相談」・「転職サポートサービス」を利用して良かった点
 今回の転職活動のスタートにあたっては、「知財キャリア」の「転職メール相談」が役に立ちました。メールで事前に相談できたからこそ、特許事務所一本に絞りこんだ効率的な転職活動ができたと思います。
 「転職サポートサービス」に登録した翌日にメールで完了報告があり、すぐに都内で面談の機会を設けてくれたのがうれしかったですね。私の場合すでに前の事務所を退職してからの転職活動でしたので、とにかく一日も早く次の職場を見つけたいという思いが強かったのです。
 また面接落ちが続いても、コンサルタントの方はメールや電話で繰り返しサポートしてくださいました。このサポートが、落ち込んだ気分から立ち直るきっかけとなったと言えるかもしれません。

ここがポイント!人材コンサルタントから一言

 特許事務所の実務の第一線で働く弁理士にとって、大変厳しい時代となってしまいました。晴れて弁理士試験に合格し、特許事務所で第一歩を踏み出した段階でこのような現実に直面するのですから・・・。まさに「時代は変わってしまった」としか、言いようがありません。Fさんははまだ一人前の即戦力とは言えないだけに、このような厳しい時代には他の特許事務所への転職では苦戦を強いられてしまったのですね。
 Fさんは、当初考えていなかった規模の特許事務所に転職しました。聞くところによると、Fさんは所長との関係も非常にうまくいっているようです。組織的に運営される大規模事務所と違い、小規模な事務所ではこのような相性も非常に重要です。「人生至るところ青山あり」とは、このようなケースを言うのでしょうね。





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